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収納の基本

 収納の基本は、収納グッズを上手く使ったり、リフォームをすることではありません。あくまで自分が物の主人であり、物を使いやすく配置する事が重要です。それでは、実際の手順を見ていきましょう。

(1)片付けをする場所を決める

→片付けをする場所をハッキリ決めないと、全てが中途半端に終わってしまいます。また「今日はリビング!」というように広い範囲を決めずに、1〜2時間程度で出来る範囲で、棚1つだけとか、引出1杯だけ、というように、出来るだけ狭い範囲だけ作業するようにしましょう。

(2)物を全て出す

→場所が決まったら、まずそこにある物を全て出すところから始めます。この際、必ず1品残さず出してください。全部出さずに手前だけ片付けようとするから、片付けに失敗するのです。 また、物を出す際には、あらかじめ物を出す十分なスペースを確保しましょう。片付けをしている最中にその場を離れるときの通路も確保できるようにしましょう。 全部出したら、この際ですから、収納スペースの中身も掃除してあげましょう。

(3)要る物と要らない物に分ける

→出した物を、要る物と要らない物に分けます。この際、「要るかもしれない」という判断はしないことが重要です。その考え方では、何も捨てることが出来ません。必ず「過去2年間使ったかどうか?」で判断してください。 また、この場所には必要ないと思った物は、いちいち他の場所に移動せず、箱か何かに入れるなどして分けて置いておいてください。

(4)使用頻度順に分ける

→「よく使う 」「時々使う 」「ほとんど使わない」の3つに分けてください。そうすると、よく使う物がいかに少ないか、時々使う程度の物がいかに多いかがよく分かります。

(5)片付け開始

→物を元の場所に戻していきます。まず、よく使う物を一番取り出しやすい場所に片付けてください。次に、ほとんど使わない物を一番取り出しにくい場所に置いて下さい。最後に、時々使う物を空いた場所に置きます。 時々使う物を最後に置く理由は、使う頻度を調整して置けるので、融通が利くからです。 以上の行程を「分別作業」と呼びます。テレビや雑誌ではほとんど公開されないことですが、収納の80%を占める重要な作業です。

(6)必要であれば収納グッズを投入

→ここまでやって初めて収納グッズを使うかどうか判断します。なぜなら、使う頻度の低い物や要らない物のために収納グッズを買っても仕方ないからです。また、分別作業によって、「どういう物がどのくらいあるか?」「収納スペースはどういう構造か?」を把握して、寸法を測ってから収納グッズを買わないと失敗するからです。

収納グッズを買う


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