今回からはカラーボックスを使って子供用のシステムキッチン型収納を作っていきます。難易度マックス、考えもっての作業だったので収納マンでものべ3日ほど掛かりました。工具も結構色々いるので、「我こそは!」と思う方はトライしてみて下さい。
さて、本体となるのはアイリスオーヤマ製のカラーボックスCX-3。他の一般的なカラーボックスと違い、フラッシュ構造ではなく、ベタ芯なのでどこにでも穴あけ、ネジ留めできるので、今回はこれを使います。その他、下表のようなアイテムを使います。
| 材料一覧 (*色やサイズ、量など、材料はお好みで変えてください) | |
|---|---|
| 商品名 | 数 |
| CBボックス CX-3 ホワイト
|
1 |
| CB引出し CXH-27 ビーチ
|
1 |
| CBボックス用キャスター2個セット(横置き用) CXK-2
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3 |
| CBボックス用木製扉 CXD-27W ビーチ
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2 |
| 野いちごプチママキッチンスクール♪コンロセット(廃番?) | 1 |
| ステンレス製深バット | 1 |
| ポンプ式シャンプーボトル | 1 |
| シナ合板(450×600) | 1 |
| スクリュー木ダボ | 1 |
| 面テープ | 1 |
| リード線 | |
| φ15mmラミン丸棒 | 1 |
| アクリルケース(100円均一) | 1 |
| ゼリー状瞬間接着剤 | 1 |
| 木ねじ | |
それでは早速、カラーボックス本体の加工から。カラーボックス本体をくり抜いてステンレス製深バットをはめ込み、シンクとします。まず深バットの縁を除いた大きさの線を鉛筆で引き、枠の内側数cmのところにジグソーの刃が入るくらいの大きさの穴を電動ドリルで空けます。次に曲線切り用の刃をセットしたジグソーで線をなぞるようにカラーボックスを切り抜いていきます。失敗すると、カラーボックス1個分のお金がパーになりますので、くれぐれも慎重に。
ジグソーなんて持っていないし、使ったことも無いという方が多いと思いますが、加工室を備える一部大型ホームセンターで数百円程度で1泊からのレンタルも出来ます。また、多少力は要りますが、ハンドミシンのように手軽に扱える電動工具です。
次に、ポンプ式シャンプーボトルのポンプ部を使って水栓を作ります。これは簡単で、先ほどのシンク部分の少し奥側にここではφ16mm程度の穴を電動ドリルで開け、ポンプ部を差し込むだけです。あとは深バットを先ほどくり抜いた部分にはめ込み、ここまででシンク周りは完成です(穴の大きさはポンプの大きさに合わせて調節してください)。











ここをクリアできたら、今度は小汚い部分を隠すカバーを製作します。完成形が左写真です。スイッチとアクリルケースで作った窓の部分をくり抜いてカバーを製作します。シナ合板でしたらカッターナイフで何度か切りつければ比較的容易にカット出来ますから、ここまでクリアできた方なら問題ないでしょう。スイッチがカバーに擦れてうまく押せないようにならないように、またカット面で子供が怪我をしないように、特にカット面を中心に丁寧にヤスリを掛けることも忘れないでくださいね。




非常に難しい作業ですが、これで引出部分の難所は完成です。ちゃ~んと、窓から魚が見えていますね?ふと我に返ると馬鹿馬鹿しい作業ですが、完成時に娘が喜ぶ姿を想像すると途中で諦めることが出来なくなってました(笑)実際、完成して娘の前に置くと、ボタンを押すと光って音が鳴り、窓から魚が見えるのを見て「おとと!」と言ってくれたときは、心底作ってよかったと思いました。難しいけど、頑張って作る価値はありますね!


次に、引出を入れ込むのですが、断面図(3)のように配線をし、引出の底でテープなどでリード線を留めてください。こうしないと、下の引出に入っているオモチャに引っ掛かって切れる可能性が高いからです。


