収納歳時記(6)11~12月
片づけるきっかけなんてどこにでも転がっているもの。
収納歳時記は毎月1回、片づけるきっかけを作ってくれます。
11月の収納歳時記 ~住まいの衣替え~
にわかに寒くなってきました。ストーブやコタツを出したお宅も多いと思います。エアコンなら年中出しっぱなしで冷暖房を切り替えできますが、他の多くはそういうことはできません。シーツ、掛け布団、カーペット、すだれ、扇風機などなど、季節によって入れ替わるものもあれば、夏か冬にしか使わないものもあります。
また、大きさ、形状、重さなどが異なるのも、収納が難しいポイントです。理想は一ヵ所にまとめて収納。ですが現実的には、カーペットと扇風機とストーブを同じ場所に収納するのはなかなか難しいと思います。
冬物の収納を旨とすれば、基本的に重たいモノが多いです。また、かさばるものが多いです。寝具は別として、それらはやはり押入の下段。そこに入らないモノは階段下収納や納戸へ。年に1~2度の入れ替えですから、出し入れしにくい奥のほうでOK。一ヵ所収納が理想ですが、分散してしまうこともやむなし。それよりもできるだけ夏と冬で入れ替えできるように同じ種類や大きさのモノを収納すること(扇風機←→ストーブなど)。また、いつまでも「また暑いときがあるかも?」とか、「掃除をしてから・・・」などと、入れ替えを先延ばしにしないことが大切です。
12月の収納歳時記 ~大掃除の前に大片付け!~
年末・・・大掃除の季節です。忙しい中、また寒い中、家の外も中もやるのは大変です。いったい、どういう手順でやるのが良いのでしょう?

収納のプロだから言うわけではありませんが、どちらかと言えば大事なのはまず片づけからです。片づけると、家具やモノを動かすことになりますので、普段見えていなかったゴミやホコリが出てきます。掃除してから片づけると、二度手間になってしまいますよね。
また、片づけはまず不要品の処分から。要らないモノをあっちこっちに動かしながら掃除して、それから不要品を処分するよりは先にやってしまったほうが得策。また、要るモノと要らないモノを分ける過程で、どこに収納していたか忘れていたモノを発見できたり、大掃除に必要な消耗品や新春を迎えるにあたって必要なモノをチェックすることもでき、年末に慌てる心配を減らすことができます。
これから年末に向けてやるべきこと・・・不要品の処分→収納→大掃除。片づけているうちに見えないところの掃除も進むはずですから、掃除が完璧でなくても何とかなるはずです。